2014年12月14日「 外国人防災セミナー」へ参加

2014年12月14日「 外国人防災セミナー」に参加しました。

ここ東海地区でも、南海トラフ地震が予測され、防災の意識が高まっています。

今回は、東北で実体験をされた方々や名古屋市で様々な防災訓練などの取り組みをされている方のお話を聞く事が出来ました。
緊急時、隣人の外国人への対応や避難所での習慣の違いや被災の度合いによっておこる格差など、災害当日からその後のケアーまで幅広い話題はとても興味深く聞く事が出来ました。

私達が当事者となった時、多くの外国にルーツを持つ家族や友人・知人がどうなるのか?どうするのか?
想像する事はとても難しいことです。私達も皆さんの経験から多くを学び、準備をしなくてはいけません。

中でも印象に残った発表は、静岡県浜松市は普段から地元のNPOへ翻訳の仕事をお願いしたり、協働することで日々繋がって、地域の細かな状況を把握する様に努力していた事と、関西と東北でフィリピンの女性が日本語とタガログ語などでラジオ放送をして元気を取り戻していた事でした。

万が一の際には「宗教的」な繋がりやお寺などの宗教施設も頼りになります。 20年前の震災時、神戸モスクには井戸が有りその水を近隣の方々にもおわけしていました。又、「私達も何か必要な物を送ります。」と申し出をしましたが、「全国のモスクから物資が届いていて必要はありません。近くの必要としている方々でお分けください。」と言われました。

多くの方々が宗教が違うと対立しているイメージをお持ちですが、実は私達は宗教を基盤として理解し合い協力しています。
そして、物質的な面だけではなく精神面でも救われるかもしれません。

外国人防災セミナー2